2018年09月20日

作業療法一日目

だいたい時間ぴったりに作業療法室の扉は開いた。
気にせずそぶりでスマホをいじりながらも身構えていた俺は、あたふたし始める。
作業療法士が出てきて「はじめるので入室してください」そんなことを言った。
待合室には俺以外にもたくさん人はいたが、入室したのは俺一人。おずおずと挨拶した。

最初は、作業療法の説明。
説明を受けている間に患者が一人作業療法室に入ってきた。思わず身構えたが、特にアクションは何もなかったので拍子抜けした。

その後、別室で更に詳しい説明と個人面談。作業療法は毎週あるが、毎回個人面談があるらしい。
そこで作業療法室で書いたアンケート用紙のようなものを元に、軽い質疑応答があった。
そんな堅苦しいものではなかったので平気だったが、自分のことを語るのは疲れる。気づくと早口になっていたが、それはある種の自己防衛か。「これだけ自分はよく考えています」と言うアピールかもしれない。

作業療法室に戻ると患者が一人増えていた。
ちなみに患者は二人とも女性。作業療法士も三人いるが全員女性。気まずい。

いよいよ作業療法がはじまり、最初軽く自己紹介をし合った。
名前と一緒に一週間の自己評価。詳細は省くが俺は自身の評価を100点満点中70点とした。ちょっと自己採点が甘すぎかなと自分でも思った。

それからはひたすらレゴブロックのようなものを説明書を元に組み立てていた。ちなみに首の長いあの動物。
何やら個別に芸術活動?のようなことをしばらくの期間するらしい。
何をしたらいいかわからなかった俺は、作業療法士から軽く紹介されたこのブロックを選んだのだ。

ブロックはとても小さく、意外と細かい作業でやってみると「あ、これ苦手なやつだわ」と少し後悔した。
しかし、選んでしまったものはしょうがない。一人黙々と作業を進めた。
その間、他の患者はもちろん、作業療法士も一人一人何らかの芸術活動?に勤しんでいた。
基本的にはそれぞれ黙々と作業に取り組んでいたが、ときたまちょっとした会話があったりした。俺はなかなか会話参加の糸口をつかめず、聞き耳を立てながら作業に集中しているフリをした。

そして、終了時間がキタ。
最後に、自分の作業の進捗状況を説明した。そのとき少しおどけて笑いを取ろうとしたが失敗した。へこんだ。
あと「隣の人を褒める」というおまけもあって、隣の人の名前がわからず少し困惑した。作業療法士の方だがネームプレートの漢字の読みがわからなかったのだ。そういうときかなり焦る。

作業療法室から出ると、自然とため息が出た。疲れた。
ストレス負荷という意味でなら、かなり有意義な時間を過ごせた。それ以外はクソだった。
帰りは大雨。憂鬱な気分は晴れなかった。


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